土庫病院
リハビリテーション

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=理念=

リハビリテーションとは「人間らしく生きる権利の回復」であり、様々な疾病により障害されたADLを改善させることにとどまらず、QOLの向上を他職種と共に提供する。

地域に密着した医療を展開することで「患者様とご家族の生活を支える」サービスを提供できるよう努力する。

当院のリハビリテーション科について

当科では、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)の3職種が勤務しております。同法人内の老人保健施設や訪問リハビリ、デイケアなどで勤務するセラピストも含めると総勢で50名以上が在籍しています。

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業務体制

当院では2F北病棟(内科・急性期・ケモ)、2F南病棟(内科・急性期)、3F病棟(地域包括ケア)、4F病棟(外科)の4病棟に分かれており、当科では病棟毎でのセラピスト担当制となっております。
全ての病棟にPT、OT、STの全職種が配属されています。
毎朝の朝礼後、より良い医療の提供に向け、各職種間の情報共有の為に担当病棟に分かれて10分程度のミーティングを行っています。

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※朝の病棟ごとのミーティング風景

当院の施設基準と主な疾患

脳血管疾患リハビリテーションⅠ
運動器疾患リハビリテーションⅠ
廃用症候群リハビリテーションⅠ
呼吸器疾患リハビリテーションⅠ
がんリハビリテーション

〈入院患者の主な疾患〉
肺炎、心不全、脱水、栄養不良、COPD、アルコール依存症 等による廃用症状の増悪
糖尿病、脳梗塞 等の脳・神経系疾患 
骨折(急性期管理後の転院)などの運動器疾患
その他、癌 認知症 気管支肺炎(小児) 消化器疾患の術後 等

〈外来患者の主な疾患〉
変形性関節症 人工関節術後 各種骨折後 肩関節周囲炎 腱板損傷 腰痛症
脊柱管狭窄症 椎間板ヘルニア 頚椎症 捻挫 などの運動器疾患
関節リウマチ パーキンソン病 脳卒中後遺症 脳性麻痺 などの脳・神経系疾患 等

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※リハビリテーション室            ※トレーニング機器

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理学療法部門(PT)

理学療法とは身体に障害のある方に対して、起き上がる、立ち上がる、歩くなどの基本的動作能力を改善するために、運動療法や物理療法などを用いることです。
当院の理学療法部門は、外来リハビリや入院リハビリ、また通所リハビリ、訪問リハビリ等、様々な場面での理学療法業務を担っています。
障害や痛みに悩まされる患者様が、障害を克服して健全な生活を営めるようサポート致します。具体的には理学療法士による直接的治療の他に、生活指導や自宅で出来る運動の指導も致します。

外来リハビリテーション

当科は大和高田市では数少ない理学療法士による徒手療法、運動療法を実施している外来リハビリテーションとなっています。
外来リハビリは月曜-金曜が基本となっており、日・祝はお休みとなっております。
当科外来では患者様ひとりひとりに合わせたプランを考え、セラピストによる施術だけでなく共に目標に向けて自主トレーニングの指導や、動作指導なども行っていきます。
外来リハビリについての詳細をご希望の方は一度、当科までお電話ください。
(TEL:0745-53-5471

作業療法部門(OT)

作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為(日常生活活動、家事、仕事、趣味、遊び、対人交流、休養など)を指します。その作業に焦点を当てた治療、指導、援助を行うことが作業療法です。
作業療法では、基本的な運動能力から、社会の中に適応する能力までを維持、改善し、「その人らしい」生活の獲得を目標にします。 
当院では、内科疾患だけでなく消化器外科術後やがん、地域包括病棟など様々な入院患者様に作業療法を提供しています。

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基本的動作能力

運動や感覚・知覚、心肺や精神・認知などの心身機能の改善に向けた作業療法を行います。

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応用的動作能力

食事やトイレ、家事など、日常で必要となる活動の再獲得を目指した作業療法を行います。

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社会的適応能力

地域活動への参加、就労・就学への復帰を目指した作業療法を行います。

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OT内勉強会

月1回程度勉強会、適宜伝達講習(FIM講習会、認知症など)を実施しています。知識・技術を共有し、よりよい作業療法の提供を目指しています。

言語聴覚療法部門(ST)

当院の言語聴覚士は、成人の嚥下障害、言語障害、高次脳機能障害等、摂食やコミュニケーションといった人間としての根源的で基本的な機能を取り戻す仕事を多職種と連携の中で行っています。

言語障害

入院患者様に対しての失語症、高次脳機能障害、その他のコミュニケーション障害のある方に訓練を行っています。

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摂食嚥下機能障害



患者様の飲み込みの状態を評価し、適切な姿勢を含めた食事の環境調整、患者様の飲み込みに適した食事形態の調整を行います。

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入院患者様に対しては、主治医と相談した上で必要に応じて、嚥下内視鏡検査(VE)や嚥下造影検査(VF)の客観的嚥下機能検査を行っています。

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        <VE画像>
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        <VF画像>
<栄養士さんとの嚥下食の調整も大切な仕事の一つです>
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   さしみキザミ
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   さしみあんかけ
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   さしみミキサー

地域と連携

民医連の掲げる地域連携の一環として、当科では友の会と連携し、班会への積極的な参加や毎年5月に開催される健康まつりへの参加などにも力を入れています。
大和高田市周辺地区を対象に、介護予防、健康増進を目的とした健康チェック、転倒予防体操など、様々な取り組みを行っています。

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学習会、新人研修等

毎朝、始業前の時間を利用し、先輩セラピストの指導の元で新人セラピスト、実習生に対して触診や、ストレッチなどの勉強会を開催しています。

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新人教育プログラム

毎月、新人教育会議を行い、新人育成に向けて進捗状況の確認や振り返りを行っています。各病棟へ約2ヶ月配置し急性期~外科、地域包括病棟と各階特色のある病棟へ1年間かけて研修を行っています。各病棟にはプリセプターと一緒に患者様について考え、スキルアップを促していきます。
また、難渋患者について1人で悩んでしまわないよう、定期的な症例検討会も実施しています。

学習会・研修会など
毎月:法人内セラピスト合同での報告会
年1回以上:大規模災害対策訓練、BLS訓練、病院全体での職員研修
不定期:勉強会参加者による報告会
      ドクター、看護など他職種との合同学習会。
             等、様々な学習会、研修会を行っております。

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